秋の植物ケア

残暑が和らぎ、朝晩の風に涼しさを感じる秋。人間にとって過ごしやすいこの季節は、植物にとっても春に次ぐ成長の第2ピーク(秋の成長期)です。しかし、同時にそれは厳しい冬を乗り越えるための「準備期間」の始まりでもあります。

日照時間が徐々に短くなり、気温が下がっていく自然のリズムに合わせて、私たちもケアの方法を少しずつ冬仕様へとシフトさせていきます。

秋のケア:3つの作法

1. 日光浴の再開

夏の間、葉焼けを避けるために日陰に避難させていた植物たちを、再び日当たりの良い窓辺へ戻します。秋の柔らかな日差しをたっぷりと浴びせることで、葉に養分を蓄えさせ、冬の寒さに耐える丈夫な株を作ります。

2. 肥料の「引き算」

10月を過ぎると、徐々に植物の成長スピードが緩やかになります。成長が止まりつつある植物に肥料を与え続けると、根が養分を吸収しきれずに「肥料焼け」を起こし、根を傷めてしまいます。

秋の彼岸を過ぎたあたりから、液体肥料の頻度を減らし、11月に入る頃には肥料を完全にストップさせます。

3. 室内への取り込み(15度のサイン)

ベランダや庭で育てている観葉植物や多肉植物は、最低気温が15度を下回る頃が室内へ取り込む合図です。日本の秋は急激に冷え込む日があります。霜に当たると一晩で枯れてしまう熱帯植物も多いため、早めの取り込みを心がけましょう。取り込む前には、鉢の裏や葉に害虫がついていないかよく確認し、シャワーで洗い流してから室内に迎えます。

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